舞台『美しいこと』千秋楽

朝、、、
20日の朝、、、

目覚めると、いつもと同じくシャワーを浴び、新宿へ向かう電車に揺られ、
葉子さんへのメールに胸を踊らせ、
松岡への想いで心ざわつかせ、
福田の事を考え憂鬱になり、
女将さんの料理を思い出しお腹を鳴らし、
葉山さんの元気な顔が浮かび、
会社の皆さんの顔をチラつかせながら107に到着。
いつも通り。
日常。

それが、、、
20時には「プツン!」と音を立てて、切れてしまった。

……ように見えるけど、
寛末も松岡も、懸命に自分と向き合い、
相手を想い、
これからも生きてゆきます。

また、皆様の前でそんな二人や二人を取り巻く仲間を見ていただけたらいいな。

たくさんの方々が劇場に足を運んで下さり、応援していただき、本当に感謝しています。
いつもカーテンコールの時、役から抜け切れなくてキチンと感謝の言葉を伝えられず申し訳ありませんでした。
涙をこらえるのに必死で途切れ途切れになってしまい…不甲斐無い座長でしたね。

それでも、この座組は皆がベストを尽くし毎回の公演を行ってきました。
役を離れると、控室では笑い声が絶えず皆仲間でした。
だから、今日から別々の仕事場なんだなぁと考えると、当たり前なんだけど何だか寂しいです。

毎回お客様が帰り際に、掛けて下さる言葉ひとつひとつが、本当に嬉しくて励みでした。
ありがとうございました。

打ち上げは、二次会の最初で記憶が無い(笑)
卓馬君に聞いたら、二次会の店に着いて、少ししたら自分は、電池が切れたように突然、動かなくなったようで…。
めったに潰れない自分が、そんなに早く潰れたなんてビックリな今朝でした。

密度の濃い、かけがえのない時間をありがとうございました。